エルニド空港内は何がある?
市内までのアクセスはどうしたらいい?
空港で両替はできるの?
情報の少ないエルニド 空港なので、旅行で訪れる方は戸惑っている方も多いですね。
エルニド在住者だった私が、「飛行機の左右どちらの席を取ったら景色が良いか」などの空港の細かい情報も盛り込んで紹介します!
エルニド リオ空港とは

エルニド リオ空港は、市街地から5kmほどの距離にある小さな空港です。
2015年にオープンし、シンプルながら南国らしいデザインが施された新しくて美しい空港です。
現地ではリオ空港と呼ばれています。
カフェ・お土産物屋

出発エリアに向かう道ぞいに小さなお店が数件あります。
(到着時は流れに逆らって出発エリアの方に行けばOKです。)
エルニド空港は本当に小さな建物なので、ゆっくり食事のできるレストランはなく軽食を食べることができる程度のお店のみとなります。

お腹が空いている場合は市街地までトライシクルで15~20分の距離ですから、ホテル周辺で食べた方がしっかりした食事をとることができますよ。
ちなみに、空港周辺も2024年現在は更地の状態でレストランはありません。
空港から650mの場所にカーリアーティサノというお土産物やさんとレストランの入った建物がありますが、タイ料理やインド料理など選択肢が限られています。
なお、カーリアーティサノにはATMが1台あります。
エルニド空港 到着時の流れ

飛行機を降りたら空港建物に誘導されます。
受託手荷物はターンテーブルで受け取るのではなく、奥にある紫のテープで仕切られている場所に人が運んでくるスタイルです。
受託手荷物がない場合は、そのまま空港外に出てOKです。
エルニド市街地は気軽に使えるトイレがなかなかなくカフェに入らなければならなくなるので、お手洗いは空港で済ませておくと安心です。
空港内のトイレはきれいですしトイレットペーパーも設置されています。
エルニド空港から市内のホテルまでの移動方法
ホテル送迎を頼んだ場合

ホテルの送迎を依頼した場合はお迎えの人が空港建物を出たところで待っています。
1人につき運賃がかかるためコストが少し高くなりますが安心です。
無料送迎をしているホテルもありますが有料の場合は予約サイトかホテルに直接送迎を依頼する必要があります。
送迎サービスを依頼していない場合

エルニドにはタクシーはありません。
その代わりトライシクルというバイクの横に椅子を取り付けた乗り物が主流で走っています。
(タイのトゥクトゥクと同様のものです)
小さいながらもトランクを積み込むこともでき、ローカルだけでなく観光客の足として人気があります。

空港を出たら客引きがいるので、重たい荷物は持ってもらってついていきます。
料金は空港からだとタウン(エルニドビーチ)までで1台300ペソ(約840円)が相場です。
300ペソ支払っていれば、1人でも2人でも同料金なので有料のホテル送迎を頼むよりも割安になります。
タウンまでの所要時間は15〜20分程度です。
トライシクルに乗る前はホテルの名前を伝えて、料金交渉をしておいてくださいね。
レートがおかしいと感じた場合は「あなたのトライシクルには乗らない」とお断りをして、他の人に「⚪︎⚪︎⚪︎ホテルまで何ペソで行ってくれる?」とホテルの名前を伝えて交渉してみてくださいね。
エルニド空港に就航しているのはエアスイフトのみ

エアスイフトはフィリピン国内の主要観光都市とエルニドを結ぶ航空会社です。
そして、エルニド空港にはエアスイフトが独占利用しています。
マニラ、クラーク、セブ、タグビララン(ボホール島)、カティクラン(ボラカイ島)、ブスアンガ(コロン島)、エルニド
エルニドに直接、飛行機で到着したい場合はエアスイフト一択です。
エルニド空港は滑走路が短いため、2列2列のプロペラ機しか飛んでいません。
また、航空運賃もやや割高ですがその利便性の良さから、ピーク時は常に満席です。
航空運賃を少しでも抑えてエルニドに旅行したい場合は、同じパラワン島にあるプエルトプリンセサ空港がおすすめです。
エアスイフトのおすすめのシート

エアスイフトでエルニド空港に来られる方にぜひ見ていただきたい景色がこちらです。
写真右上に、着陸態勢に入っているエアスイフトの機体がご覧いただけると思います。
リオビーチという比較的新しくできた美しいビーチの横に、エルニド空港があるので機内からはぜひリオビーチ側の席に座るとエルニドらしい景色を楽しめます。
ビーチからは離着陸の部分は森に隠れて見えませんが、機体をかなり大きく見ることができるので観光客の方はよくビーチから動画を撮っています。
エルニド空港 出発する場合
チェックインカウンター
空港建物に入るときと、チェックインカウンターで「パスポート」と「予約の確認できるもの」のチェックがあります。
通常国内線は2時間前に空港に到着するのがセオリーかと思いますが、オフシーズン(6月〜11月)は便数も少ないのでフライト時間から1時間半前に空港へ到着するくらいでも時間に余裕があります。
ゲート前に1件、小さなコーヒーショップがあり軽食を食べることが可能です。
朝食付きのホテルに宿泊している場合は、早朝フライトの方向けに軽食のお弁当を持たせてくれるところもあるので、ぜひホテルのスタッフに確認してみてくださいね。
搭乗ゲート前

ゲート前の待合はこんな感じの木のベンチが並んだ空間です。
冷房もついていますがそこまで強くありません。
寒がりの方なら上着が1枚あると安心かもしれません。
空港ラウンジ

エルニド リオ空港内にはプライオリティパスやカード会社の上級会員向けのラウンジはありません。
その代わり3つのアイランド型リゾートホテルに宿泊していると使えるラウンジがあります。
パングラシアンアイランドリゾート | 750mもの白砂のビーチを持つ高級リゾート |
ラゲンアイランドリゾート | エルニドの中でも最高級と言われるアイランド型ホテル |
ミニロックリゾート | 空港付近の港からボートで40分のところにある極上アイランドリゾート |
マニラでの乗り継ぎ注意事項

私が実際にお会いした方で驚いたチケットの取り方があったので、注意喚起のために紹介します。
その方はマニラ経由でエルニド行きのチケットを、航空券予約サイトで取得していました。
飛行機の乗り換え時間は1時間半ほどしかありませんでした。
通常の空港であれば1時間半でも大丈夫かもしれません。
ですがマニラの場合はそうはうまくいきません。
エアスイフトが運行するのはマニラのターミナル4と言われる小さな空港です。
通常、フィリピン航空が離着陸するターミナル2やセブパシフィックやエアアジなどのLCCが利用するターミナル3からはタクシーを使っても15分はかかります。
しかも交通事情の悪いマニラですからすぐにタクシーがすぐに捕まるかどうかもわからない上に、渋滞がひどければ車が完全にストップしてしまうこともあります。
マニラに到着時には3つのことをする必要があります。
- 入国手続き
- 受託手荷物受け取り
- 両替
この後にエアスイフトの発着するターミナル4までチェックインが終わる1時間前までに移動するためには、最低でも3時間は欲しいところです。
航空券予約サイトではターミナル移動がマニラの場合はかなりハードなことを考慮せずに1時間ほどしか時間を空けていない場合があるので注意が必要
ターミナル間の移動手段は3つあります。
シャトルバス | 無料または50ペソ |
白いタクシー | ぼったくりタクシーがいる可能性あり |
Grabタクシー | 料金が決まっているので安心 |
いずれにしても、徒歩での移動はできず何らかの車に乗って移動する必要があります。
ちなみに、シャトルバスには時刻表がなく1時間に1本くるかどうかも怪しいので時間のある人におすすめの移動手段です。
(私も1度待ってみたことがありますが、1時間近く待って50ペソの料金がかかるシャトルバスが来ました)
知り合いの方はうまくエアスイフトのフライトがキャンセルとなり、翌朝の便に変更となったためホテルを提供してもらうことができましたがキャンセルになっていなければおそらく乗れていなかったと思います。
エアスイフトの公式サイトから予約すればフライトの変更は無料で可能です。
私も実際にフライトを変更したことがありますが前夜に手続きして、差額分の200円弱で2名分の変更をすることができました。
詳しくは公式サイトをみてくださいね。
この注意事項はエルニドに向かう時にも当てはまりますが、帰国する際にも当てはまるのでフライトの時間が大丈夫かしっかりチェックしておいてくださいね。
この注意事項はエルニドに向かう時にも当てはまりますが、帰国する際にも当てはまるのでフライトの時間が大丈夫かしっかりチェックしておいてくださいね。
エルニドの両替所・ATM事情

両替所
エルニド空港には両替所はありません。
日本からエルニド リオ空港に行く場合は、マニラで乗り継ぐケースが多いと思います。
マニラ到着時のターミナルの両替所を利用するか、エアスイフトが使用しているターミナル4にも両替所が1カ所があるのでそちらで両替をしておくと便利です。
エルニドではクレジットカードが使えないレストランがいまだにありますし、エルニド空港からホテルに行くまでのトライシクルも現金払いとなるため、エルニド リオ空港に到着する前に両替が必要となります。
ATM
エルニド空港では残念ながらATMを見かけたことはありません。(2024.6月現在)
ですが、ATMはリオビーチに3台、カーリアーティサノに1台、それからタウンにもあります。
タウンにはメトロバンクとBPIという銀行が2つあります。
銀行や両替所ではパスポートを持参することで両替をしてもらうことができます。
お使いのカードが海外キャッシングできる設定なのかは、日本にいる間に確認しておいてくださいね!
エルニドでは1000ペソだとお釣りがない場合が多々あるので、銀行で小さなお札に両替してもらっておくと便利ですよ。
フィリピンのATMの注意点
エルニドにはATMに現金が入っていないこともあります。
そのため、途中まで手続きをして希望金額を入力したのに、カードが返却されてびっくりすることも…。
私は何度もこの状況に遭遇しましたが、後日請求されたケースはなかったので安心してくださいね。
フィリピンペソの1番大きなお札は1000ペソなので、20,000ペソなら20枚の紙幣が出てきます。
最後に
今回は、エルニド リオ空港と両替事情についてまとめました。
エルニド空港はかなり小さな場所なのと、利用する人も限られているのであまり待つことなくスムーズに手続きのできる空港です。
その代わり、多くの人の集まる空港とは違って両替やレストランがないデメリットがあるので要注意です。
また、エアスイフトは怪我をしていたり病気だと「医師の許可がないと搭乗させられない」と搭乗拒否してくることのある航空会社です。
(私は過去に、息子が眼帯をしていて搭乗拒否されて電話で証明書を医師から取り寄せたことがあります)
チェックインカウンターは元気な顔で通り抜けることをおすすめします、笑
また、目に見えて外傷がある場合は飛行機に乗って問題ないという証明書を英文で持って行かれた方が良いです。
こちらのブログ記事がエルニドに旅行される1つの参考となればうれしいです。

