帰国子女

帰国子女の英語力キープ【本帰国から3年】効果があった学習法

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こんにちは。
バイリンガル子育てブログを運営しているAyaです。

我が家はフィリピンに3年間教育移住した帰国子女が2人います。

本帰国したのは小学校1年生&4年生のとき。

あれから3年たち、子供たちはそれぞれ年齢に合った方法で英語力をキープしてきました。

娘は帰国子女枠で中学受験し、現在は中高一貫校の1年生です。

インターナショナル幼稚園を卒園して帰国した息子は英語を忘れやすい年齢でした。

それでもなんとか英語力をキープしながら3年間を過ごしてきました。

今日は、3年間さまざまな英語学習を試して、帰国子女に効果があったものをご紹介いていきます。

このブログ記事を読んでわかること

・小学校低学年の帰国子女の英語力キープに効果があったもの

・小学校4年生の帰国子女の英語力キープに効果があったもの

帰国子女の英語力キープの鍵は英語4技能

英語などのあらゆる言語は4つのスキルから成り立っています。

英語圏で教育を受けていればこれらのスキルはバランスよく年齢にあった発達をしますが、帰国後は技能にあわせた英語学習が必要となります。

英語4技能とは

・スピーキング(話す)
・リスニング(聞く)
・リーディング(読む)
・ライティング(書く)

我家を例に挙げます。

⚫︎インターの幼稚園を卒園した息子

 帰国した時は話す&聞く能力は高く、読み書きはまだ未発達

⚫︎小学校4年生で帰国した息子

 話す&聞く能力に加え、読み書きの能力もついてきている

今ある英語力をキープしながら、未発達のスキルを年齢に合わせてどのように伸ばしていくのか

保護者がしっかりと見定めながら、英語の学習を与えていってあげられると理想的です。

では、どのような学習が効果的なのか、スキルごとにご紹介していきます。

帰国子女の英語力キープ
スピーキング編

何歳で帰国子女になったかによって最も差が出やすいのがスピーキング力だと、私は2人の子供を見ていて感じました。

ポイント

大人の脳に近くなる10歳以上で帰国すれば英語を忘れにくいが、小学校低学年以下の場合は英語を忘れやすい

小学校低学年で帰国した息子の英会話力は落ちて行ったのに対して、10歳のときに本帰国した娘の英語力は簡単にキープすることができました。

そこで私は2人にそれぞれの目的を持って、オンライン英会話をさせることにしました。

 小4帰国の娘小1帰国の息子
目的ネイティブ講師からより豊富な英語表現を学ぶ英語力をキープするためにとにかく話す
頻度長期休暇のみ最低週に2回以上

10歳以上の場合

英語力のキープが容易な娘については、夏休みなどの長期休暇のみDMM英会話 をさせました。

DMM英会話の特徴

・毎日レッスンできる

・記事を読んでディスカッションする教材(Daily News)が帰国子女には使いやすい

・120カ国以上の講師がおり英語で世界を知ることができる

・ネイティブ講師と毎日レッスンできるプランがある

フィリピンに住んでいたので、まずはフィリピン人講師のいるスタンダードプランに入会しました。

その後、英語表現を広げるためにネイティブプランに変更しました。

ネイティブプランではカナダ人講師からホームステイについて教えてもらい、娘もすっかりカナダへホームステイ留学する気になっていました。

今ある英語力を使って世界中への興味が広げられるのがDMM英会話の良いところだと感じました。

ハッチリンクジュニアおすすめ教材【Let's Go】英語絵本を読めるまでに成長!オンライン英会話

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小学校低学年の場合

息子の場合はオンライン英会話を10社以上受講するほど、帰国子女にあう会社を探すのに苦労しました。

子供向けのオンライン英会話は英語初心者向けの会社が多く、帰国子女が満足できるものは見つかりませんでした

教材レベルが子供用のものは低すぎますし、大人用のものだと内容が難しすぎて子供が楽しむことができませんでした。

英検だってもちろん取り組みました。

そもそも文法を理解でき始めるのは10歳ごろからと言われています。

英語が話せるから解けている問題が多く、実際のところ英検教材が息子にどれほど学びをもたらしているのか疑問に思うこともありました。

そんな試行錯誤を繰り返しながら、息子が1年以上楽しんで受講することができたオンライン英会話を2つご紹介します。

Novakid

Novakidの特徴

・アメリカ資本のオンライン英会話

・子供の集中力が飽きないように25分で20枚のスライドを使ったレッスン

・英会話表現だけでなく、文法や単語を学べるカリキュラム

・自動採点で完了できる宿題

・子供専用ページで英語のゲームやコミックがある

・レッスン時間以外にも英語に触れられる仕組みが◎

Novakid が親目線でも満足できたのは、教材にあります。

動きが多くて遊び要素があるのに、文法やリーディング、英語表現の幅を広げることのできるレッスン。

しかもネイティブ講師の言葉かけもよく、先生による当たり外れが少ないのも満足できたポイントでした。

QQ English Cambridge Group Lesson

 

・講師はイギリスのケンブリッジ大学院生

・生徒は5名までで他国の生徒も受講

・発言の機会が多数回ってくる

・科学や歴史などがテーマになっておりアカデミックな学習

QQ Englishはフィリピン人講師のオンライン英会話ですが、世界中の子供達とグループクラスで学べるレッスンがあります。

ケンブリッジ大学院生の先生もとても優しく子供に接してくれ、息子も大好きだったレッスンでした。

中国人の子供は特に発言が活発なのでクラスも手を上げやすい明るい雰囲気。

英語しか通じない同年代の子供達と学ぶことで、現地の学校に通っていた時のように息子も生き生きと英語を話していました。

QQキッズのグループレッスン体験談 World Kids Group Class口コミレビュー

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スピーキングのポイント

⚫︎10歳以上
英語を忘れにくいのでより英語表現を広げられる講師のいるオンライン英会話がおすすめ

⚫︎小学校低学年以下

英語を忘れやすいのでなるべく毎日のように英語しか話せない環境を作るためにオンライン英会話でレッスンする

帰国子女の英語力キープ
リスニング編

動画視聴

我が家はDisney+の動画視聴をリスニング力キープに活用していました。

ディスニーアニメにとどまらず、映画やドラマ、ナショナルジオグラフィックの迫力ある自然のドキュメンタリーなど、年齢も幅広く性別問わず楽しむことができるディズニー+は子供だけでなく私も夢中に、笑。

年齢によってはNetflixなども良いと思います。

家での視聴だけでなく、子供も楽しめそうな映画が公開になったら、映画館に行って字幕版で楽しむのもおすすめです。

字幕版を公開している映画館は少ないですし、大人が見やすい時間帯が多いのが少々子連れには不便ですが、子供たちもとても楽しんでいました!

英語のポッドキャスト

毎日英語を耳に入れるようにするために導入したのがポッドキャストです。

私は音楽配信アプリ Spotifyを利用していました。

Brains on!など、科学に視点を置いて子供向けに作られたラジオ的な番組もあるので、音楽を聴く以外にも英語力キープに役立てることができます。

▼下記のブログ記事の後半に具体的な番組を紹介しています。

英語の聞き流し無料アプリSportyifyおすすめ17番組 子供向け&ディズニー

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リスニングのポイント

ポッドキャストなどで子供の興味のある番組を聞き流す

ディズニー+などで興味のある動画を視聴する

帰国子女の英語力のキープ
リーディング編

英語の本の多読

私が帰国子女の子供たちの英語力をキープしながらも、日本国内でも伸ばせないかと考えていた時に参考にしたのが、国産バイリンガルの学習方法です。

日本にいながら英語力をつけていった子供たちが例外なく取り組んでいたもの。

それは、英語の本の多読。

単語力がつくだけでなく、長文ど読むこなす力もつきます。

まずは読むのが簡単だと思うレベルから始めるのが英語多読のセオリー。

息子にはOxford Reading Treeや、Step into raadingの簡単に読めそうなレベルから始めました。

小学校4年生の娘には全米で大人気のDork Diaryシリーズを買いそろえました。

▼レベル別に子供の好きな本を33シリーズ紹介したブログ記事

英語多読におすすめ!子供向け洋書【レベル別36選 】初心者~ネイティブ小学生

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英語のワークブック

リーディング教材は、幼稚園卒園の息子と、小学校4年生の娘が無理なく英語力をキープできるように、ネイティブ圏の学年を参考にしながら選びました。

難しいワークブックで学ぶときには学年を落としたりすることで、本帰国後も無理なく学習することができます。

幼稚園の息子は、アメリカでも絶大な人気を誇るScholasticのワークブックや、日本でも人気のBrain Questを使いました。

▼幼稚園・小学生むけのワークブック7つをまとめたブログ記事

英語のワークブック【幼児・子供向け】アメリカ教材おすすめ8選

続きを見る

娘の場合はリーディングができたので英語力キープだけでなく向上することもも表にリーディング教材を選びました。

特に、よかったのはSpectrumシリーズでした。

英語の教科学習 Language Artsだけでなく長文読解教材としてScienceにも取り組み単語量を増やすことができました。

▼海外のリーディング教材7つをまとめたブログ記事

英語のリーディング教材7選【小学生〜英検1級レベル対応】海外ワークブック子供向け

続きを見る

リーディングのポイント

英語多読や海外のワークブックに取り組むことで、単語力や長文読解力の維持向上ができる!

帰国子女の英語力のキープ
ライティング編

公文英語

英文を書く(ライティング)上で大切なのが文法です。

文法の理解は小学校低学年ではまだ難しいですが、小学校3〜4年生くらいから効果が出始めます。

私が小4で帰国子女になった娘の英語力キープのために公文英語を習わせたのは、文法を一通り学ぶことができるから。

中学生レベルの教材で基本的な文法(be動詞〜現在完了形や関係代名詞など)を学ぶことができます。

公文式は毎日の宿題があるので、継続的に学び続けられるところも魅力です。

公文英語の文法学習については、下記のブログ記事の前半に書いています。

公文英語の効果はなぜ限定的⁈【効果があったこと・意味ないこと】それぞれ解説

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また、私が小1で帰国子女になった息子に公文英語を習わせて失敗した話は下記のブログ記事に書いています。

公文英語の進度【小1で中学教材→休会】いつから始めると効果的だった?

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Outschool ライティングレッスン

アメリカの子供向けオンラインサービス Outschool 。

英語で提供され、ネイティブの子供たちだけでなく世界中の英語を第2言語として使っている子供たちから支持されています。

読書クラブ・ライティングレッスン・算数クラス・理科クラス・アートクラス・楽器クラス・ダンス・チェス・クッキング・プログラミング...etc

多岐にわたるクラスがあり、選びきれないほどです。

・個人レッスン/単独レッスン

・継続レッスン/単発レッスン

自分の要望に合わせてクラスを選ぶことができます。

我が家もOutschoolにはかなりお世話になっており、さまざまなクラスを受講しました。

低学年で帰国子女となたった息子はマインクラフトのクラスから始まり、ライティングや分数のクラスを継続受講したこともあります。

小学校4年生で帰国子女となった娘も息子のレッスンを見てマインクラフトのレッスンに挑戦していましたし、iPadにアプリをインストールしてデジタルアートのクラスを好んで受講していました。

そんな多彩な教育のそろう Outschool なので、ライティングのレッスンも豊富に見つかります。

息子のライティング力は幼いので、マンツーマンで先生にレッスンをしてもらいました。

自分の好きなことをまずは会話で引き出してもらい、作文を仕上げることでとても良い文章を書くことができました。

Outschoolはぜひ帰国子女には活用してもらいたいサービスです。

20ドルがもらえるクーポンがあるので、ぜひ活用してみてくださいね!

ポイント

ライティング力は文法のおさらいがあると好ましい

アメリカのオンラインサービスOutschoolはライティングレッスンを年齢別要望別に見つけられる帰国子女にとって最強のサービス

最後に

今回は、帰国子女の英語力キープに本当に効果のあったサービスをまとめました。

年齢によって帰国子女の英語力キープ方法は変わってくることも我が家の2人の子供を例に挙げてご紹介しました。

本帰国後の帰国子女の英語力維持は難しいこともありますが、英語力があれば得することしかないので子供の将来のためにも頑張っていきたいですね。

こちらのブログ記事が帰国子女をお持ちの保護者の方の英語力キープのための教育の参考になればうれしいです。