中学受験の英語レベルはどのくらい必要?私立中学10校の過去問題から考察

おうち英語

こんにちは。
バイリンガル子育てブログを運営しているAyaです。

「2021年度の中学入試で、首都圏の143校が英語試験を導入」

この話題を耳にして、中学受験の英語の過去問やレベルが気になっている方は多いのではないでしょうか。

私も気になって調べてみたら、小学校で習う英語のレベルより断然、高い!!

中学受験でこのレベルが求められるなんて「日本の英語教育の格差が広がってるなぁ」と驚いてしまいました。

小さい頃から英語に親しんでいる子供か、帰国子女なら楽に解けるけど、受験科目として英語を学習開始した子供にとってはハイレベルな問題が多い印象です。

そこで今回は、関東圏と関西圏の私立中学の過去問の内容をピックアップしながら、どのくらいの英語レベルが必要なのかを考察していきます。

ちなみに私が感じた、中学受験で英語の科目がある場合、最低でもつけておきたい英語レベルは…

英検3級に合格できるレベルです!

まずは実際の過去問を取り上げながら出題形式を見ながら、なぜ英検3級レベルが必要なのかをまとめていきたいと思います。

※私は子供の英語教育マニアではありますが、受験のプロではないのではない点はご了承ください。

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中学受験の英語問題の内容

空所穴埋め問題

穎明館中学高等学校より

英検の大問1でも問われる、空所穴埋め問題を出題する中学校は多いようです。

出題は5〜10問程度が標準的で、学校によって問われるレベルは異なるものの、単語の意味や熟語を知っているのかが問われます

↑の問題であれば、take care of 〜 「〜の世話をする」 という熟語を知っていれば簡単に答えることのできる問題ですね。

会話文を読んで適切な答えを選ぶ問題

西部学園文理中学 sample問題より

会話文形式の問題もよく見られる形式です。

↑の問題であれば1つ1つの単語は難しくないので、基礎的な単語を身につけておけばわかりやすいのではないかと思います。

be able to ~ の意味が分かっていれば、解きやすい問題ですね。

「ホテルの部屋から富士山が見えたか?」という問いに対して、Noと返答しているので富士山が見えなかった理由を述べている

③ it was covered with clouds. (雲で覆われていた)

が、正解になります。

英語の間違いを見つける問題

梅花女子中学 推薦入試より

英文の中から、間違いを見つける問題も複数の学校で出題されている問題形式です。

↑の問題の答えは(b)で、three days agoと過去の話であるのに、現在完了形のhas happenedが使われている点が誤りです。

文法的な知識の問われる問題や、much や many、little や few などの数えられるもの・数えられないものの使い分けなどができているかなどが、出題されやすいようです。

日本語文から英文を完成させる
並べ替え問題

親和女子中学校サンプル問題より

日本語訳を読んで英訳する問題ですが、↑の問題の場合は選択肢があるので解きやすい問題です。

この問題であれば、比較級を知っていれば簡単に解けますね。

This cake [ is more delicious than that ] one.

中には語句の選択肢がなく、日本語の文を見て自力で英文を書かなければいけない中学もあります

この手の問題は日本語訳や英訳の学習が多い公文英語をやっていた子供なら慣れているのではないかと思います。

長文読解

高槻中学より

どの中学でも見られるのが、長文読解です。

ただ、学校によって使われている単語レベルや文章の内容、問いのレベルはかなり異なるように思います。

小学校6年生の子供がこの文章を読めるんならすごいな…と思ってしまうような長さの長文読解が出題されている学校も中にはありました。

ちなみに、↑の問題を出題している高槻中学の英語の問題は日本語が一切なく、英語のみの試験問題でした。

高槻中学より

問題は日本語の中学もあるようですが、↑の写真ように質問も解答もどちらも英語で答える形式が比較的多いようです。

子供の頃から、英検やTOEFL Primary /Juniorなどを受けている子供なら、慣れた問題形式ですが、初めてだと面食らってしまいそうですね。

高槻中学の英語はかなりレベルが高く感じられる問題ばかりなので、他校の場合はもう少し長文読解も楽だと思います↓

松陰中学校(大阪)過去問より

よく見かけたのは、レストランや動物園、イベントの案内文を見て答える読解問題です。

↑の問題はスピーチですが、1文が短く基本的な単語のみで構成されています。

また、質問が日本語だったり、難しい単語には訳が書かれているのも助けになりますね。

志望校に英語が受験科目にあるのであれば、問題の形式を見るのはもちろんですが、出題されている単語の難しさで難易度がかなり変わるので、単語レベルもチェックしておいた方が良いのではないかと思います。

ライティング問題

アサンプション国際中学校 過去問より

英検では、中学修了レベルの3級からライティング問題が課されますが、中学受験でもライティング問題が出題される学校もあります。

英検でもそうですが、ライティングは0点か満点かという採点にはなりません。

○○ができていたら△点、または□□ができていないから減点◇点、みたいな感じで得点がつきます。

そのため、いくつかテクニックが必要です。

文章構成
・問いに対する答えをまず書くこと
・その理由を述べること
知識
・適切な接続詞
・スペルミスをしない
・文法的間違いをしない

英文が長くなってくると、接続詞を入れる必要が出てきます。

子供がよく陥りがちなのが and でばかりつなげてしまうパターンです。

andを英作文で乱発すると文章も幼くなりますし、まとまりがなくなります。

Additionally (さらに)、Furthermore(その上)、However(しかしながら)など入れることで、文章がしまり、ライティングのスコアを伸ばすことができます。

この他にも、スペルミスや文法的なミスも減点の対象になるので、三単現のsや、時制、スペルに間違いが無いかも注意したいところです。

リスニング問題

跡見学園中学校 特待入試より

まだ英語が受験科目として入試で使われ始めて長くないためか、リスニング問題を課す学校が思った以上に少ない印象でした。

ただ、日本の英語教育もリスニングやスピーキングを重視した英語教育に変わってきているので、今後はリスニング問題も増えてくるのではないかと思います。

リスニング力の向上はオンライン英会話が得意な分野

志望校にリスニング問題がある場合は、なるべく早くオンライン英会話を始められると理想的ですね。

▼学研グループが運営する、小学生のための教材がそろうkiminiオンライン英会話がおすすめです!

英語面接

英語入試を選択している場合は、面接があるケースも多いですね。

まず聞かれるのは、自己紹介や自己PR、入学を希望する理由なので、この辺りは事前準備して挑みたいところです。

↑のYouTube動画は、神戸にあるお嬢様学校、松蔭女子中学校の面接のサンプルです。

聞いている限りでは、会話文でよく使う簡単な英語を使った面接です。

単語で答えるのではなく、フルセンテンスで答えてはいますが、シンプルな答えで即座に答えている様子がうかがえます。

答えにひねりが必要なのか、シンプルでよいのかは受験する中学によって異なるとは思いますが、英語を聞き取る力と、言いたいことを話せる力はつけておきたいですね。

中学受験で求められる英語レベルとは

今回、私は10校の中学の英語の過去問を見てみました。

中学受験で求められる英語レベルは学校によって違うのは当たり前ですが、1つの目安となるのは英検3級レベルではないかと感じました。

(偏差値の高い学校ではそれ以上と感じた学校もあります)

理由は3つあります。

英検3級は中学校修了レベルの英語力

基礎的な単語力があり、文法を一通り学んだ状態であること。

そして、簡単な長文読解問題や、日本語 ⇆ 英語の訳ができるレベルが英検3級の世界です。

決して簡単ではありませんが、小学生でも英検の合格者が増えている昨今、英検3級であれば狙えないこともないレベルです。

そして、英検3級レベルを1つの目安とする理由は、出題形式にあります。

中学受験の英語の問題形式は、英検に似ている部分がある
今回、さまざまな学校の試験問題を見ましたが、英検の問題を参考にして作られているのではないかな?と感じる問題が多くありました。

中学校側も、まず英語を受験科目として取り入れる際に、英検の問題構成を参考にしたのではないかと私は推測しています。

ひとまず英検3級を目指して学習しておくと、受験時の英語問題の耐性をつけておくことができます。

英検3級を合格していれば、受験時に加点をもらうことができる学校が多い

受験科目に英語が入っていてもいなくても、加点をもらえるのも大きいですよね。

受験勉強で忙しくなる高学年を迎える前に、英検3級を取得しておくメリットは大きいと思います。

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中学受験の英語の過去問を公開している学校

参考までに、私が今回、参考とさせていただいた中学校をご紹介します。

学校名エリア偏差値
(目安)
高槻中学校大阪府60
親和女子中学神戸市56
松陰中学校神戸市50
西武学園文理中学埼玉県49
穎明館中学高等学校東京都48
跡見学園女子中学東京都48
大坂薫英女学院中学校大阪府48
梅花女子中学大阪府48
アサンプション国際中学校大阪府46
樟蔭中学校大阪府40

学校名に過去問のページのリンクを貼っているので、実際の問題も参考にしてみてくださいね。

ちなみに、英語が得意!という子供さん向けには、英語だけで受験できる中学校を集めたブログ記事もあります↓

関西限定ではありますが…。

最後に

今回は、私立中学の過去問の内容や、どのくらいの英語レベルが必要なのかを考察していきました。

私が見た感覚では、中学受験の英語で求められているのは、中学英語レベルです。

・基礎的な単語・熟語の習得
・基礎的な文法力
この2つが整えば、穴埋め問題や、間違い探しなどは難なく解けていけると思います。

また、問題形式だけではなく、出題されている単語レベルにも注目して、志望校にどの程度レベルが求められるのかも確認しておく必要があると思います。

英語の学習開始時期は早ければ早いほど良いですが、学習方法によっては効果がないものもあるので、厳選して取り組んでいきたいですね。

こちらのブログ記事が中学受験の英語学習の参考になればうれしいです!

中学受験の英語はどんな勉強法が好ましいのかについては、次のブログ記事でまとめていますので、こちらもよかったらご覧くださいね。

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