こんにちは。
バイリンガル子育てブログを運営しているAyaです。
我が家は子供が幼稚園年少&小学校1年生のときにフィリピンへ海外赴任し、3年間住んでいました。
在留中はインターナショナルスクールに入れて英語力をつけつつも、日本語教育に心を砕きました。
その結果、本帰国3ヶ月ほどで日本の小学校の日本語に追いつくことができました。
そこで今回は、進研ゼミのチャレンジタッチやこどもちゃれんじなどを海外で使用できるか不安な方向けに、タブレット教材で海外で使えるのか。
また、数あるタブレット教材の中でも、進研ゼミ小学講座 のチャレンジタッチが評判の良い理由や、工夫が必要な点をまとめていきます。
海外で使用するならチャレンジタッチがなぜ良いの?
進研ゼミには2種類の教材があり、海外で使用できる教材となっています。
チャレンジ(右側)
・昔からある紙のテキスト教材
・海外配送に対応している
チャレンジタッチ(左側)
・動画や音声を中心としたタブレット教材
・海外配送非対応だがWi-Fiがあれば使える
海外で使用する場合は、送料に注意!
私がフィリピンに住んでいた時にはチャレンジタッチ派の方はたくさんいました。
逆に、海外配送をしてくれるチャレンジ(紙ベースの教材)をしている方は見かけませんでした。
送料について詳しくみていきます。
チャレンジ(紙媒体)の受講料
国によりますが、海外配送に対応している紙媒体のチャレンジの受講料は、日本で受講するのと比べて約1.5倍の料金がかかります。
日本国内 | 4490円 |
台湾・韓国などアジア圏 | 6017円 |
アメリカ | 6697円 |
イギリス・フランスなど | 7227円 |
南米・アフリカ | 8037円 |
チャレンジタッチ(タブレット型)の受講料
タブレット教材であるチャレンジタッチは日本国内で受講しているのと同額で受講することができます。
なぜならタブレットにデータ配信される教材だからです。
教材は毎月25日にタブレットへ自動更新されるので、Wi-Fi環境があれば問題ありません。
チャレンジタッチの契約は日本にいる間に!
チャレンジタッチのタブレットは、国際発送をしていません。
そのため、海外赴任に行く前に契約してチャレンジタッチ本体を日本国内で受け取り、赴任地へ持参する必要があります。
また、夏休み前などに送られてくる特別教材を海外発送してもらえないというデメリットもあります。
特別教材はなくても普段の学習はできますし、海外で使用している家庭は、一時帰国に受け取って子供に学習させてあげたり、日本にいる家族に赴任地まで送ってもらっていました。
さて、少しデメリットが見えてきたところで、まずはタブレット学習であるチャレンジタッチが、海外在住中の子供にとってどんなふうに役立つのかみていきます。
チャレンジタッチを海外で使用するメリット
① 解説のアニメ動画が多く、日本の学校で勉強している感覚で学習できる
② 個々の能力に合わせたレベルで効率的に学習できるので、海外の学校の学習と併用しやすい
③ 日本語の本や動画が充実しており日本語を楽しく学ぶ環境がある
④ 算数と国語は学年を繰り上げ&下げて学習できる
では、その理由を1つずつ写真付きで見ていきます。
アニメ動画の解説が良い

進研ゼミ小学講座 公式ホームページより
チャレンジタッチは「他社のタブレット学習よりも動画制作に力が入っている」と口コミでも評判です。
現地のインターナショナルスクールなどに通っている場合、同じような問題でも英語でなら解けるのに、日本語では解けないということが起こることがあります。
うちの娘も小学校2年生の時に、算数の文章題が英語でなら解けるのに、似たような問題でも日本語では解けない状態になったことがあります。
海外生活が長くなると、日本語ではなく英語で考えることが多くなりますし、日本語を読む機会が激減した結果、理解に時間がかかるようになります。
チャレンジタッチはその点、子供1人で自学自習できるようにアニメの解説動画がレッスン毎にあります。
だから、日本語の説明を聞くことで、日本の学校に通っているような学習環境を作ることができます。
ポイント
海外生活が長くなるほど、同じ問題でも日本語で解くのが苦手になる傾向がある
チャレンジタッチの日本語の解説動画を見ることで、日本の学校で学んでいるような感覚で学習できる
動画の後の設問で、習った知識を実践して使える!
チャレンジタッチなら効率的な学習が可能
チャレンジタッチはその月の最低限の学習を、数日で一気に終わらせることもできなくはない教材です。
なぜなら、そこまで学習する分量が多くないからです。
▼ チャレンジタッチの1日の学習目安
【1・2年生】
ベネッセ公式ホームページより
・1日2回(国語1回、算数1回)、約10分取り組むことをおすすめしています。
【3~6年生】
・1日2回、約15分取り組むことをおすすめしています。
低学年なら国語と算数を学習してもたった10分のみ。
小学校3年生以降は理科や社会の教科が増えてますが、それでも1日15分程度が目安です。
あまり時間をかけずに日本の学習を、日本と同じタイミングで学習することができます。
本来ならガッツリ学習してもらえた方が親としては安心ですが…
海外の学校で頑張っている子供たちですから、チャレンジタッチくらいが無理のない分量だと感じています。
▼チャレンジタッチの1ヶ月の学習量
4年:約25回(国語・算数・理科・社会)+赤ペン2回(国語・算数)
ベネッセ 公式ホームページより
5年:約30回(国語・算数・理科・社会・英語)+赤ペン2回(国語・算数)
6年:約34回(国語・算数・理科・社会・英語)+赤ペン2回(国語・算数)
学年が上がるごとに学習量は増えていきますが、1レッスンが5〜10分程度なので、現地校での学習に負担をかけずに続けることができます。
また赤ペン先生の添削問題はデータ上のやり取りで、昔のように郵送ではないので海外在住者も気軽に利用することができます。
ポイント
学習量が多くないので、現地校での学習に負担をかけずに両立が可能
また、チャレンジタッチはタブレット教材の特性を活かして子供の個々の学習能力にアプローチしてくれます。
通常のレッスンでつまずきがあれば、ふりかえりの問題が表示されますが、基礎問題が全問正解の場合はハイレベル問題が表示されます。
この他にも、教科毎に難易度を設定することができます。
学校の授業やテスト対策向け
上位コース
応用力を養い、中学以降にもつながる学習
得意科目と不得意科目のレベルを、それぞれ分けることができるのも魅力です。
ポイント
個々の子供の学習能力に合わせた学習ができて効率的
日本語の本や動画が楽しめる

海外にいると日本語の本に出会う機会がほぼなくなりますが、チャレンジタッチでは電子書籍をタブレット上で読むことができます。
海外在住者にとって、親があれこれ悩まなくても勝手に子供の年齢にあった日本語の本に無料で触れられるのは、チャレンジタッチを海外で使用する最大のメリットではないかとまで感じています。
学びライブラリーには約1000冊の本があり、日本でも人気の不思議駄菓子屋 銭天堂や、鬼滅の刃のノベライズ版などがそろいます。
低学年が自力読みできる絵本から、高学年まで楽しめる図鑑や辞典、歴史物、芸術、物語など様々な分野の本がそろっています。
また、教育的な動画を見ることができるのもチャレンジタッチの特徴です。

内容は工場見学や子供向けニュース、ドラマなどがあります。
娘は一時、大好きなバスケットボールがテーマの連続ドラマを楽しんでいました。
ポイント
1000冊近い日本語の本や、教育的な動画が閲覧できる
特に、海外生活は日本人学校に行かない限りは、日本語環境を一気に失うことになります。
このように、日本語で教科学習するだけでなく、日本語を楽しむ習慣を持つことができるチャレンジタッチは、海外で生活する日本人の子供にはぴったりと言えます。
チャレンジタッチは学習用のタブレットだが、他社のタブレット教材と比べるとエンターテイメント性が高く、遊び感覚で楽しめる機能が多い。
国語・算数は先取り&復習が可能

計算集中
図形・数・量
国語
漢検対策
語彙・読解
チャレンジタッチにはAI国語算数トレーニングという、学年にとらわれずに学習する無料で使える機能があります。
タブレットならではの漢字の学習
例えば、海外在住中に遅れを取りがちなものに漢字があります。
日本の小学生でも毎日宿題で漢字ドリルが出題されますし、学年が上がる毎に画数の多い漢字を覚えなければいけません。
幼い頃から海外に住む子供が定規で漢字を書いていた、と聞いたこともあるほど日本語環境の少ない海外で漢字を覚えることは至難の業です。
なぜなら書き順、バランス、止め、ハネ、音読み、訓読み、送り仮名、と1つの漢字を覚えるのにさまざまな要素を覚えなければいけないからです。
↑写真では少しみにくいですが、右端の漢字を書く欄に、書き順をわざと間違えて書いてみました。
「書き順が ちがう」
「はねる」
というアドバイスの表示がされています。
これは、タブレット学習だからできる学習方法だと思います。
紙媒体であれば、書き順なんてじっと観察していなければ誰も教えることはできません。
でも、タブレットなら機械が自動で判定して、アドバイスを与えてくれます。
日本の小学校の先生に教えてもらうように、美しい文字を書く練習をすることができます。
チャレンジタッチの毎月の学習量は多くはありませんが、AI国語算数トレーニングを併用することで、毎日、漢字を学習ができるのは、海外在住の子供にはかなりありがたいサービスですね。
ポイント
漢検対策では、実際にタブレットに書いて学習できる
よみがな・書き順・画数の学習が可能
フィリピン在住中も漢字の書取りはしっかりさせていたので、小学校1年生から海外生活に入ってカタカナも苦手になってしまった娘でしたが、4年生で帰国した時には、字がきれいだと褒められていました。
復習〜先取り学習までできる算数
算数は公文式の算数のようにコツコツ計算問題を解いていくことで学年を超えて学習を進めることができます。
また、苦手な人の多い図形に特化した学習コースもあります。
詳しくは、進研ゼミ小学講座 の動画↑がわかりやすいです。
ポイント
苦手 or 得意分野に特化して学年を超えた学習ができる
1. 日本語の解説動画を通じて、日本の学校で学んでいるような感覚で学習できる
2. 学習量が多くないので、現地校での学習に負担をかけずに学習可能
3. タブレット学習の特性を活かした、個々の学習能力に合わせた効率的な出題
4. 1000冊近い日本語の本や、教育的な動画が閲覧できる
5. 国語・算数の振り返り&先取り学習ができる
(海外在住の子供には漢字学習がおすすめ!)
チャレンジタッチは海外で使用できる!
でも注意が必要
タブレット教材のチャレンジタッチは海外でも使用できます!
ただし、対策が必要なことが3つあります。
2. チャレンジタッチの海外充電は変圧器が必要
3. 夏休みなどの特別教材の海外発送がないので日本にいる家族に預かってもらう必要がある
必要な対策を1つずつ見ていきます。
国内でタブレットの受け取りが必要
※<じゃんぷタッチ><チャレンジタッチ><ハイブリッド><中学講座中高一貫><高1講座>は海外受講でのお取り扱いはございません。
ベネッセ公式ホームページより
基本的には、チャレンジタッチには海外受講の取り扱いはありません。
でも、タブレットにデータが送られてくるシステムなので、Wi-Fi環境があれば海外で使用ができます。
↓ベネッセの公式ホームページにもそう書いてあります。
※2022年度の小学講座、中学講座、高校講座はデジタルやオンラインでのコンテンツ/サービスの提供がございます。お住まいの国の状況やネットワーク環境によってはご利用いただけないことがございます。
ベネッセ公式ホームページより
基本的には、Wi-Fi環境があれば大丈夫です。
ただし、中国のように国の政策で情報規制されている場合もあるので、上記のような書き方になっているのだと思います。
ポイント
Wi-Fiを通じてデータが自動的にダウンロードされる仕組みだから、海外にいても日本国内と同額で受講することができる!
チャレンジタッチの海外充電は変圧器が必要
チャレンジタッチで使用するタブレット、チャレンジパッドを充電するためのACアダプターには下記の記載があります。
50/60Hz
24VA
日本仕様の100ボルトにのみ対応しているので、電圧の高い地域の場合で使用する場合は故障してしまう可能性があります。
またプラグの型式が日本とは異なる場合もあるので、渡航する国に合わせた対応が必要となります。
特別教材の海外発送に対応していない
チャレンジタッチでは、季節毎に様々な特別教材が届きます。
5年生を例に挙げて、自宅に送られてくる教材を見てみます。
4月号 | スマホ型学習教材 思考力トレーニング(冊子) 地球儀 まんが漢字辞典(冊子) |
8月号 | 顕微鏡 夏の実力診断テスト(冊子) 思考力トレーニング(冊子) |
12月号 | わくわく結晶実験キット 学年末まとめテスト予想問題(冊子) 実力診断テスト(冊子) 歴史年表(ポスター) |
3月号 | 実力診断テスト(冊子) |
どれも手に入れておかなければ学習できない!というものではありません。
普段の学習にプラスαで学習を深められるというような教材です。
うちの子供は付録は数度触れば満足してしまうタイプですが、それでもチャレンジタッチの顕微鏡で葉っぱをみたり、その画像をチャレンジタッチにつなげて撮影したり、とても楽しんでいました。
また、スマホ型学習教材もゲーム感覚で取り組んで楽しんでいました。
海外在住中は、日本の家族が受け取った教材を一時帰国の時に楽しんだり、海外赴任地まで送ってもらって後から楽しんでいる方が私の周りは多かったです。
また、実力診断テストはその学期の学習内容を確認できるので、ぜひ取り組みたいものの1つです。
8月・12月・3月の3回送られてきて解答締切があります。
送付されてくる冊子を見る方が見やすいとは思いますが、タブレットで問題を解いて解答することも可能です。
ポイント
基本的にはタブレット学習だからWi-Fiがあれば海外でも学習できるが、付属教材は日本の住所のみの配送
個人的には実力診断テストは、日本の学習と今の子供の学習の差が見えるのでおすすめできる教材だと思います。
最後に
今回は、海外でも使用できるチャレンジタッチについて、我が家の体験を交えてまとめました。
チャレンジタッチは、日本の小学生から人気の学習教材という安心感もあります。
実際に使ってみて、エンターテイメント性が高い&1回のレッスンにあまり時間がかからないので子供が気楽に取り組んでいる様子から、細く長く続けやすい教材だと感じています。
学年に応じてアプリで教育的なゲームができるのも他社にはない、チャレンジタッチの独自性だと思います。
小学校6年生からは社会で日本史の学習が始まりますが、先日も娘は歴史人物の出てくるゲームを楽しんでいました。
海外にいながらも、遊びを通じて日本の学習を進められるのはチャレンジタッチならではだと思います。
また、今回は海外で使用する場合のチャレンジタッチの注意点も見ていきました。
日本の学習が気軽にでき、漢字の止めはねもしっかり学習できるチャレンジタッチは、海外でも使える最強のタブレット学習教材です。
資料請求で実際の学習内容をもっと詳しく見ることができるので、気になった方は進研ゼミ小学講座
のホームページから資料請求してみてくださいね。
こちらのブログ記事が、海外に渡航されるお子さんの日本語学習教材をお探しの方の参考になればうれしいです。