こんにちは。
バイリンガル子育てブログを運営しているAyaです。
英語のリーディングは、英検で問われるので小学生や中学生の中には学習したい子供もいるのではないでしょうか。
それに、速く読めるようになればテストに有利ですし、知らない単語に出会える良いチャンスですね。
ただ、日本にはアルファベットや単語を書く練習ドリルはあっても、英語の子供向けのリーディング教材が少ないのが現状。
そこで、今回は帰国子女の小学生の子供が実際に使った海外のワークブックをご紹介します。
小学生だけでなく中学生でも使えるようなワークブックなので、レベル別に使った感想と共にまとめていきますね。
▶︎もしまだ初心者レベルの場合は、こちらのブログ記事におすすめの教材を載せています!
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くもん英語を市販教材で学習して効果を出す方法「何を学ぶか」がポイント!
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英語リーディング教材
小学生 低学年&中学年向け

kumon リーディング 1年生用
海外のワークブックを見ていると、小学校低学年の場合は文章をたくさん読ませるリーディング教材よりも、リーディングをする上で基礎となる単語学習をすることが多いようです。
レベル別に2冊のワークブックをご紹介します。
kumon リーディングワークブック
日本でもおなじみの公文式の海外版ワークブックで、アメリカのAmazonなどでも販売されています。
難易度的にはアメリカにのワークブックの中では易しいレベルです。
小学校2年生レベルのリーディング教材では、まず前半に単語学習を行います。
後半の5W(Who When Where what why)に入ったところから、リーディング教材へと移り変わっていきます。

少し文章量が増えてくるので、読み応えが出てきます。
・ボキャブラリービルダー
(スペルなどの単語力強化)
・母音や子音のフォニックス学習
・同義語
・反対語
・イレギュラーな複数形
・5W(Who Whereなど)
・リーディング
<体験談>
我が家ではインターナショナルスクール幼稚園を卒園した息子が、小学校1年生のときに初めて取り組んだのがkumonのリーディングでした。
Grade 1レベルは基礎的な単語学習が中心のためインターに通っていた子供には簡単に感じました。
海外版のKumonのワークブックはまずは簡単なレベルから挑戦したい子供におすすめです!
ページ数 | 80ページ |
価格の目安 | 1000円前後 |
▼ 海外版の基礎的な英語のワークブックはこちらで紹介しています!
Scholastic Success With Reading Comprehension
アメリカの子供のワークブックや本を多く手掛けている出版社 スカラスティックのワークブックの1つです。
難易度は中程度で、こちらも気軽に取り組むことができます。
ネイティブ圏の小学校2年生のレベルなら1ページにつき、100語前後のリーディング&問題が出題されます。
1つ難点をあげるとすれば紙質が悪い点。
アメリカのワークブックあるあるなので仕方がないのかなと思います。
<体験談>
Success with シリーズは、リーディング教材だけでなくライティング、文法など、分野ごとにワークブックがあります。
我が家では英語学習でつまずいたところを復習するのによく使っています。
レベルも難しすぎず簡単すぎずの良いバランスなのと、ページ数が多くないためサクッと復習したい時にも便利です。
ページ数 | 48ページ |
価格の目安 | 1000円前後 |
英語リーディング教材
小学生 高学年 & 中学生向け

Brain Quest 5年生用
小学校高学年に入ると学習能力が高まることから、正しい文法を理解しながら高度な問題を解くことができるようになっていきます。
とは言え、ネイティブ圏の小学校6年生の英語レベルは高く、海外のワークブックの小学校高学年レベルは難しいものもあります。
ここでは日本の小学生・中学生が取り組みやすいワークブックを3種類、レベルの易しい順にピックアップしていきます。
Brain Quest Workbook
リーディング専門教材ではないものの、理科などの教科学習のできるアメリカのワークブックとして有名なBrain Questシリーズ。
アメリカの小学生が身につけている基本的な単語を学び、リーディング力の強化につなげることができます。
レベル的に易しい&ページ数が300ページを超える分量なので、1日で複数ページをこなしたいワークブックです。

Brain Quest 小学校6年生の内容
問題も答えも全て英語で書かれているので、精読力を培うことができます。
・スペル&単語
・文学
・検索&分析
・ライティング
・発音&句読点
・比喩&意味
・かけ算&わり算
・比率&比例
・二進法
・方程式
・幾何学
・統計&確率
・社会
・理科
日本の学校の学年にとらわれず、楽しく解答できるレベルのものからまず始めるのがおすすめです。
▼ このワークブックの学年ごとの詳しい内容は下記のブログにまとめています。
文字を書かせるページも多いので、ライティングの練習にも活用することができます。
<体験談>
カラフルでイラストが多いので、子供がアクティビティ感覚で楽しく学習できるワークブックでした。
アメリカの教科学習ができるので、日本語でしか知らない単語を英語に変換できる機会になったと思います。
ページ数が多いので夏休みなどの時間のある時に1日4〜6ページ取り組みましたが、それでも終わりきららないほどのボリュームでコスパがいいと思います。
40 Short Passages for Close Reading
こちらもスカラスティックの短い文章を読んで内容に答えるワークブックです。
6年生用のものであれば、100語程度で英文で、確認問題が3〜4題出題されます。
マークシート型で英検などの検定試験にも似ていますね。
このシリーズもGrade1〜6までそろっているので、英語レベルに応じてテキストを選ぶことができます。
ページ数 | 40ページ |
価格の目安 | 1000円前後 |
Spectrumシリーズ
Spectrumシリーズはアメリカのワークブックの中でも割とレベル高めの、解き応えのあるワークブックです。
リーディング教材は見開き2ページ構成で、1ページは全て英文なので、長めのリーディング問題に取り組みたい子供におすすめです。

5年生のリーディング教材
Reading意外にもLanguage ArtsやMath、Science、Writingなど様々なワークブックが発売されてい、各学年に様々な教科がそろっているシリーズ。
我が家ではサイエンスのテキストをリーディング教材代わりに取り組み、理科系の単語取得に活用していました。

サイエンス4年生用教材
理科系も見開き2ページで1つのテーマを学ぶことができます。
小学校4年生用のテキストでは、ニュートンの万有引力や、哺乳類、体内の水分、月の満ち欠けなどに触れることができ、読み物としても子供は楽しんでいました。
<体験談>
リーディングのワークブックでは、小学校2年生の息子がGrade 2レベルを使って学習していましたがSpectrumは前出のワークブックよりもレベルが高く、初めは簡単な他のワークブックの方を好んでやりたがっていました。
質問内容も自分の考えを自由に述べる問題もあり、リーディング力だけでなく英語で考えてライティングする力も同時についたと思います。
ページ数 | 170ページ |
価格の目安 | 2000円前後 |
英語リーディング教材
中学生向け
Spectrumシリーズ
引き続きSpectrumシリーズになりますが、このシリーズはreading教材ではなく、日本でいう国語のような教科、Language Artsです。
Language Artsなら、リーディングだけでなく文法を正しく使う力や、正確に読む力を鍛えられる要素が、1冊の中に詰まっています。
こちらは中学校1年生のLanguage Arts の初めのページですが、普通名詞と固有名詞を取り上げており、英語で基礎的な文法から学ぶことができます。
このテキストはまだ我が家では使ったことがありませんが、ReadingやScienceでお世話になっているSpectrumのワークブックなので信頼がありますし、今のワークブックが終わり次第、使いたいと思っています。
ページ数 | 160ページ |
価格の目安 | 2000円前後 |
Common Core Language Arts & Literacy
アメリカのコモンコアがベースとなった、アメリカのワークブックです。
コモンコアとは
アメリカの教育基準で日本でいう文部科学省が作成する学習指導要綱のようなもの。
該当の学年の修了までに身につけておきたいスキルが明示されている。
このワークブックには豊富なリーディング教材が含まれており、語彙力や正確に読み解く力、要約、ライティングスキルまで併せて学習が可能です。

コモンコア Language arts 5年生
今まで取り上げてきた教材の中では一番、内容が難しい内容です。
単語力が必要になったり、あまり日本では見かけない質問形式なので戸惑うこともあるようですが、慣れると大丈夫。
写真(↑)はアメリカの小学校5年生用のものですが、このレベルであれば日本の中学生や大人の方でもリーディング学習に使うことのできるワークブックだと思います。
<体験談>
ページ上部に学習のテーマ(単語力・情報を正確に読み取る力・文章構成など)が提示されていて、それを意識しながら、問題に取り組むことでより深くリーディングの学習を進めることができたと思います。
今まで取り組んできたテキストの中では手応えがあるワークブックなのと単語レベルが高めなので、子供は初め戸惑っていましたが、慣れると積極的に取り組むことができるようになっていました。
ページ数 | 144ページ |
価格の目安 | 3000円程度 |
最後に
今回は、海外のワークブックを中心に、小学生・中学生でもリーディングの学習ができる英語圏のワークブックを取り上げました。
海外のワークブックは簡単なものでも、英語での指示文を読まなければならないのでそれだけでも英文を精読する力がつくメリットもあります。
また、日本でリーディング教材は中高生向けのものが多く、小学生が学ぶにはテーマが難しかったりすることもありますね。
その点、海外の小学生向けの教材は英文は難しくても、書いている内容は子どもらしい内容なので、子供は意外と楽しみます。
(我が家の子供たちは英検の問題集は面白くないみたいで、海外のワークブックでがっつりリーディング学習する方が好きです)
英語圏と同じ学年に合わせてしまうとレベルが合わないこともあるので、学年を調整しながら試してみてくださいね。
このブログ記事が小学生や中学生のリーディング教材の参考になればうれしいです。