こんにちは。
セブ島へ3年間、教育移住していたAyaです。
私たちが帰国した時、子供は小学校1年生と4年生でした。
特に10歳未満で帰国して日本語環境に戻った場合、英語はすぐに忘れると言われています。

たしかに、10歳で帰国した娘は英語を忘れることはなさそうですが、6歳で帰国した息子は、半年もたたないうちに流暢だった英語が、時々つまるようになりました。

ぼくの親友も5歳の時にデンマークに帰国して、1年後に会った時には英語が話せなくなっていたよ。
今回は、スピーキング&リスニング対策として取り組んでいる、オンライン英会話ハッチリンクジュニアについて、子供たちの体験を交えてレポートしていきます。
ハッチリンクジュニアを選んだ理由
帰国子女だけどあえて子供向けのオンライン英会話
ハッチリンクジュニアは保護者も受講できますが、基本的には子供向けのオンライン英会話となっています。
英語ペラペラなんだから、子供用のオンライン英会話じゃなくてもよくない?
と、思われるかもしれません。
私はDMM英会話とハッチリンクジュニア、グローバルステップアカデミーの3社の体験レッスンを子供に受講させてみた結果、子供用オンライン英会話の先生の方が子供の扱いが上手いと感じたので、小学校低学年の息子にはハッチリンクジュニアを選びました。
では、なぜ数ある子供用オンライン英会話の中で、ハッチリンクジュニアだったのかには理由があります。
ハッチリンクジュニアのレッスンは家族で分け合える
ハッチリンクジュニアの面白い点は、アカウント共有ができるところです。
我が家は英語を継続して学習したい帰国子女2人と親の私、3人がいます。
ネイティブキャンプのように家族割引で入会できる制度とは違って、ハッチリンクジュニアの場合は生徒を登録するだけで、私たち3人誰でもがレッスンを受講することが出来ます。

つまり、家族が受講するために追加料金を払わなくていいんです。
アカウント共有のできる、数少ないオンライン英会話サービスです。
ハッチリンクジュニアのレッスンは月の回数制です。
例:月16回コースなら、1ヵ月の間に16回受講
習い事などで忙しい子供たちが今月のレッスン回数を消化できない!となった時は、私が受講することで未消化レッスンを無くすことが出来ます。
おまけに、月に受講できるレッスン回数の多いプランになるほど、1回に対するレッスンのコストが安くなることも、ありがたいポイントでした。
帰国子女用の英語教材がある
ハッチリンクジュニアのオリジナル教材
帰国して予想以上に驚いたのが、日本には帰国子女に適した英語教材がほとんどないということでした。
子供向け英語教材だと幼すぎるし、高度なことをしようとすると高校生教材、という極端な開きがあります。

高校生の教材だと文字が細かすぎるし、環境問題が題材になってたりすると、英語以前の問題で理解できないんだよね。
その点、ハッチリンクジュニアのオリジナル教材は、内容が子供向けでありながらも、Pre-intermidiateや、Intermidiateと英語中級者以上の難しい教材がそろっています。
もちろん、小学校低学年の子供に適した内容のテキストの構成です。
それぞれのレベルには、1・2・3と段階が分かれていて、細やかなレベル設定もあります。

英会話を中心としたレッスン進行でありながら、テキストでは文章を読んだり、考えを述べるパートもあり、バイリンガルの子どもにはぴったりだと感じます。
アメリカの小学生用教材
アメリカの教科書を思わせるテキスト What your grader needs to know では、算数や理科などを含む教科学習が可能です。
アメリカのテキスト
What your grader needs to know
小学校1年生~6年生の教材がそろっているので、現地のインターナショナルスクールの学習気分で使うこともできます。
また、話せるからと言って文法がわかっているかどうかの怪しい小学校低学年にぴったりの、文法テキストもあります。
6-15歳まで対応の文法テキスト
Up & Away

テキストは先生がSkypeを通じて画面共有してくれるので、購入しなくてもOKです!
購入したい場合は、Amazonなどで購入が可能です。
ハッチリンクジュニア 教材を見る
ハッチリンクジュニアのレッスンが小学校低学年に合う理由
挨拶
↓
ゲーム
↓
テキスト
だいたいこの3段階で、25分が進みます。
つまり、学習時間がレッスン時間の半分以下です。

息子はゲームで盛り上がりがちなので、5分程度しか教材が出来ないこともよくあります。
ゲームは学習では無いので、いらっとすることもあります。
でも、ゲームして興奮してるときってよくしゃべるんですよね。

オンライン英会話でありがちな先生の問いに答える1問1答式の会話ではなく、先生と盛り上がって会話のキャッチボールのある感じが好きです。
私がオンライン英会話に求めているのは、読み書きではなく、あくまで話す&聞くスキルを衰えさせないこと。

I’m good at playing Uno game!
ウノが得意なんだ!
息子は、ウノがしたいことを自分からアピールしてレッスンを楽しく受けています。
先生は優しいので、床で寝転がりながらレッスン受けていても怒りません。(私には怒られますが…)
そんな訳で、息子はハッチリンクジュニアのレッスンが好きです。

逆に、英語4技能の書く&読むスキルを上げるために習っている公文の英語はとにかく英語を書く作業がめんどくさそう。
こんな息子なので、会話やゲームで楽しく英会話を促し、最後にちょこっとレッスンをしてくれるハッチリンクジュニアのレッスンは、バランスが良く、集中して取り組めています。
このレッスンの流れが、小学校低学年の子供には向いていると実際に受講して感じています。
ハッチリンクジュニア公式ホームページ
小学校低学年の帰国子女の英語維持の難しさ
先ほど、英語を楽しく学ぶことに触れましたが、「楽しい」が小学校低学年にとっては大切だと感じています。
楽しい → 集中できる
楽しく自分から学べた経験 → 自己肯定感につながる
という、Happyな側面だけではありません。

セブ島にいたから英語で話していたけど、なんで日本に帰ってきたのに英語を話さなきゃいけないの?
これは、ある日、息子に言われてはっとした一言です。
小学校低学年では、バイリンガルであることがどれだけすごいことかを理解していません。
でも、学び続けなければ英語力が衰えやすい年頃です。
英語が大好き!と言う子なら良いと思いますが、英語を学ぶ動機づけのない子供に、楽しさを感じてもらえない学習を続けさせれば、ただの苦痛でしかなくなってしまいます。

私の知り合いの子供さんが帰国子女なんだけど、英語の勉強をいやいやさせられていて、英語嫌いになっちゃった子がいるの~。
きっと、この子のお母さんは悪気は一切なく、お子さんのために手を尽くされたのだと思います。
小学校低学年の難しさは、英語を忘れるということ以外にも、学び続ける動機づけが難しい点も注意したいところです。
日本語の通じる日本で英語を学ぶ動機づけは難しい
ハッチリンクジュニアのメリット・デメリット
メリット
(教科学習・文法・オリジナル教材)
・ゲームを含めた、楽しめるレッスン構成
・講師がとにかく優しい
・サポートチームに要望を伝えたらすぐ対応してくれる
(教材変更・講師に対する意見など)
・追加料金なしで家族もレッスンを受講できる
・レッスンに対するリクエストを事前に先生に送ることができる
(日本語・英語どちらでもOK)
・子どもが教材の取り組みを嫌がっても、それとなく導いてくれる

I wanna play only game today!
(今日はゲームだけしたいよ!)
でも、ハッチリンクジュニアの先生は、「マミーに怒られちゃうよ~」とか適当に理由をつけて、教材をするように働きかけてくれます。
大人が多いオンライン英会話は、ある意味ビジネスライクなので顧客(生徒)が希望を言えば、割とすぐに通ってしまいます。
親が教材を指定して予約しても、レッスン中に子どもが教材を拒否してフリーカンバセーションに変えたいと言えばそれでおしまいです。
(実話:DMM英会話)

講師によっては新しい単語を教えてくれる人もいますが、だいたいの講師は子供のレベルに合わせた会話をして、ただおしゃべりして終わりというレッスンになります。
オンライン英会話は話す&聞くことがメインではありますが、ボキャブラリーを増やす場であるためにも教材は少しは取り組んで欲しいと親目線では感じてしまいます。
そういう意味で、ハッチリンクルジュニアは子供に合っていると思います。
デメリット
・予約を1か月先まで先まで入れておく方が良い
・先生の良い悪いがある
・ネイティブ講師がいない
・講師の回線が切れても、代替チケットが出ないことがある
・レッスン開始時のスモールトークが簡単すぎる
オンライン英会話の2大ストレスは、予約が取れない&先生の質だと私は感じています。
先生の質は、イマイチだと感じた先生は次から予約しなければよいので回避できますが、予約が取れない問題は、ハッチリンクジュニアの場合は先手必勝で回避するしかありません。
予約必勝方法
ハッチリンクジュニアの予約表は基本的に予約がかなり入った状態になっています。
・レッスンチケットの枚数分、先々の予約ができる
・人気講師のレッスンは早くおさえておきたい
ここら辺が理由になっていると思います。
当日予約を希望する場合、希望時間や講師が選べるとは思わない方が良いレベルです。

平日16:00-20:00は、キャンセルが出ない限り当日予約は難しいことが多いよ。
1か月先まで、チケットのある限り予約して、希望の時間帯に予約を入れておく必要があります。

月8回のプランに入っていたら、8回分予約しちゃうイメージだよ!
もし、希望の先生が予約の受付を開始していなければ、翌日以降に再度チェックし、取り合えず今日できる限りの予約を取ります。

翌週以降のレッスン時間なんて覚えられないので、私はスマホのカレンダーに入力して、忘れないようにしています。
レッスンのキャンセル
1か月先まで予約をしていると、どうしても都合があわなくなることがあります。
その場合は、2時間前までならキャンセルが出来るので手続きをします。
または、受講者を変更して対応します。

受講者の変更はレッスン開始直前でも可能です。
レッスン受講者名をタップして、異なる受講者を指定するだけですから、手続きも簡単です。
ハッチリンクジュニア 公式サイト
ハッチリンクジュニアがおすすめな帰国子女
・楽しみながらレッスンをしたい子供
・英語学習の意義が確立できていない子供
・英語の教科学習や文法が必要な子供
・先生とお話しする態度のある子供

この前、先生に♪If You’re Happy And You Know It(幸せなら手をたたこう)を歌われちゃって、反応に困っちゃった…
小学校4年生のなーたんは、気の合った大学生の先生がDMM英会話にいるので、ハッチリンクジュニアよりDMM英会話の方が断然好きです。

ハッチリンクジュニアって、小さい子向けな感じなんだよね。
確かに、娘が指摘するように先生の話し方は、小さな子供に向けたような話し方が多い印象です。
まさに、幼稚園~小学校低学年に向いています。
他にも検討していたオンライン英会話3社
グローバルステップアカデミー
・インターナショナルスクールが運営しているから英語教育のノウハウがある
・アメリカのカリキュラムを元にプログラムが組まれている
・英語を算数やプログラミングも学べてカリキュラムがいい
気になるところ
・講師が少ない
・価格が高い(1レッスン25分 約2000円)
・ホームページが見にくい&分かりにくい

実際に体験レッスンで算数とESLのレッスンを受けてみましたが、テキストの内容はインターナショナルスクールで使われているものそのものでした。
帰国子女の場合は、
・英語で学校の教科学習を続けたい
・ネイティブ講師とのレッスンを受けたい
という希望は多いと思います。
ブローバルステップアカデミーは、この両方の要素を満たしてくれます。
算数や英語はインターナショナルスクールレベルのものが提供されています。
また、ネイティブ講師も非ネイティブ講師もいますが、どちらの講師を選んでも同一価格で、ネイティブ講師を選ぶことができます。
公式ホームページ:Global Step Academy
DMM英会話(スタンダードプラン)
・予約が取りやすい
・100ヶ国を超える先生とレッスンが出来て国際感覚が養える
・ネイティブと話せるコースがある
気になるところ
・1日1レッスン・2レッスン・3レッスンプランしかない
・受講できなかった日の振り替えレッスンは受けられない
・帰国子女向けのテキストが無いので、大人の教材を選ぶ必要あり

私はDMM英会話の先生と、フリートークするのが楽しいよ。
アフリカ人の人と話したけど、面白かった~!
DMM英会話をしていると、英語が話せたらあらゆる国の人と話せることに気付くことができます。
先生とフリートークを楽しみたい!
という人にはぴったりなオンライン英会話だと思います。
DMM英会話(ネイティブプラン)
もし、「ネイティブの先生と話したい」という点だけが、オンライン英会話に求める要望なのであれば、DMM英会話のプラスネイティブプランは、他社と比べてもコスト面でお手頃です。
毎日1レッスン受講するプランで、15800円は破格です。
ただし、DMM英会話は子供用のテキストが充実しているとは言えないので、大人のテキストを使用するか、フリーカンバセーションをすることになります。

教材は公式ホームページから確認できるよ!
私がDMM英会話のレッスンを受ける時は、フリーカンバセーションを選ぶことが多いけど、デイリーニュースや、英検教材も気分に合わせてしてるよ。
公式ホームページ:DMM英会話
キッズスターイングリッシュ
・月6回2,980円は子供用オンライン英会話最安値
・当日予約が可能
・会社規模が小さめ&オフィスからレッスンのため、講師間で子供の情報共有を行ってもらいやすい
気になるところ
・レッスンキャンセルが前日の20時まで
・ネイティブ講師がいない
・帰国子女用のテキストとしてはReading教材 4年生レベルまでしかない

実際に一緒に会ったことのある先生がいるし、先生が一生懸命教えてくれている姿を知ってはいますが、帰国子女よりも、英語初めての子供たち向きだと思います。
公式ホームページ:KidsStarEnglish
ハッチリンクジュニアの入会方法
入会は公式ホームページで受けつけています。

まずは、無料体験2回を受講できるよ!
ハッチリンクジュニア 公式ホームページ
まとめ ハッチリンクジュニアは小学校低学年にぴったり!
今回は、小学校低学年の帰国子女に向く、ハッチリンクジュニアについてレビューしました。
実は、息子はDMM英会話の体験も受けていたのですが、なかなか話が盛り上がるところに行きませんでした。
もう少し大きくなれば、また違うオンライン英会話のサービスに移るかもしれませんが、幼稚園~小学校低学年の話せるけど、幼稚園や学校の先生みたいに子供用の語りかけの方が適しているお子さんには、ハッチリンクジュニアはぴったりとくるオンライン英会話サービスだと思います。
今回の記事が、帰国子女の英語維持の勉強法の1つとして参考にしていただけたら幸いです!
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