こんにちは。
フィリピンのセブ島へ3年間、海外移住をしていたAyaです。
私は、海外移住する最初の3週間は娘と一緒に、語学学校へ入学して、親子留学をしていました。
でも、息子は3歳だったため語学学校が受け入れておらず、そのままインターナショナルスクールの幼稚園に通いました。
今回は、海外移住する英語を話せない子供が、現地校やインターナショナルスクールへ入学する前に、語学学校に通った方がいいのかについて考えていきます。
・年齢別の現地での英語の成長
・語学学校に行った方が伸びる子供のタイプ
子供の英語力の成長
バイリンガルレベルの英語力を取得できるかどうかの、年齢の限界です。

赤ちゃんは、耳で聞いて母国語を話せるようになるけど、大人は聞いているだけじゃ他言語を話せるようにならないのは、脳の働きの違いなんだって。
一般的に、英語がバイリンガルレベルまで話せる年齢は、移住などで英語環境に身を置いた年齢が7歳までともいわれていますし、15歳までともいわれています。

科学的にはまだ解明できていませんが、小さな子どもの方が言語習得に向いていることは間違いありません。
実例を挙げて見ていきましょう。
※お子さんの性格によっては、この記事にある限りではありません。あくまで一般的な傾向ですので、お子さんのことを一番に考えて、最良の道を考えてあげてくださいね。
3歳で海外移住した子供の英語の発達

息子は英語力0の状態で移住しました。
当時、知っている英語はAppleだけ。
海外移住する前の2年ほど、英語の聞き流しや動画試聴をしていましたが、英語を聞き取れるという状態ではありませんでした。
穏やかな性格の息子ですが、インターナショナルスクールに登園するたびに激しく泣いていました。
不思議なもので、いつもお迎えに行くと友達と一緒に遊んでいて、小さな子供の柔軟性はさすがだな、と感じました。
そんな息子も、5か月目に急に英語を話し始めました。
海外移住してしばらくした頃は、I’m open it. と、変な英語を話していたのに、急に言いたいことが英語で話せるようになり、日に日に流暢さは増していきました。
1年後には、同じコンドミニアムに住むアメリカ人と冗談を言い合うくらいまで成長しました。
耳からの言語の吸収ができると、急に話せるようになります。
インターナショナルスクールの幼稚園にはさまざまな国の子供たちが英語ゼロで入学してきましたが、半年くらい経つと英語を話せるようになっていきました。
脳の機能が言語の習得に柔軟な低年齢の子供は、直接インターナショナル幼稚園にいれてしまっても沈黙期が終われば英語を話せるようになります。
ただし、この英語を聞くだけで英語を習得できる能力は、実はそう長くは続きません。
次に、小学校低学年のケースと、中学年以上のケースを見ていきます。
小学生の時に海外移住した子供の英語の発達

娘は、5歳から2年間、おうち英語をしてから、海外移住を小学校1年生の夏休みにしました。
英語の聞き流し、動画の視聴に加えて毎日オンライン英会話をしていましたが、簡単な英語を理解しても、自分から積極的に話すような状態ではありませんでした。
海外移住してすぐに、語学学校で3週間のレッスンを受けましたが、期待したほどの効果はありませんでした。
「話している言葉はわからないけど、彼女が何を伝えたいのかわる」
子供ならではの感覚で、子供たちは交流し、娘は大好きな友達の話す言葉を耳でコピーし、自分でも口に出そうと努力していました。
結果、娘も1年後には英語を話せるようになっていました。
言語を柔軟に吸収できる脳の働きがまだなんとなく残っている小学校低学年。
この時期の子供の場合は語学学校に行かなくても、語学を吸収できる子供もいます。
小学生になっている場合は、語学の習得に向く性格と向きにくい性格があります。
・友達と遊ぶことが好きな子供
・人に興味のある子供
・新しいことに意欲的な子供
このタイプの子供だと、英語の吸収はスムーズに運ぶと思います。
逆に、人前で間違ったりすることが恥ずかしいという気持ちが強い場合は、語学学校で大人とマンツーマンでまずは英語を話す練習をしておくと、安心する場合もあると思います。
小学校中学年以上の子供の英語の成長
私が海外移住している時に、子供たちの通う学校には小学校3年生以上でも入学する子供たちもいました。
不思議なことに3年生の年齢に達したとたん、英語を習得するスピードが低年齢の子供たちと比べて、明らかに落ちていることに私は気がつきました。
それも、1人や2人ではなく、全員に当てはまるんです。
たまに、割とすぐに話せるようになったね、という子供も見かけましたが、話を聞いてみると語学学校に8ヶ月通っていたなど、英語の学習経験が高い子供だったりしました。
英語の習得は小さな子供よりも、ゆるやかになる
年齢相応のレベルには1年で追いつくのは難しい子供が多い
ほぼ1年経っても幼稚園の息子のようにはペラペラと英語を話すには至っていませんでした。
リスニング力については伸びているように感じましたが、英語のクラスはクラスメイトと一緒に学ぶことはできず、外国人ようの特別クラスに入っていました。
小学校中学年以上の事例で、もう1つ私が見た例を挙げます。
海外移住で英語力の差が開く兄弟
年齢差のある兄弟の例です。
海外移住をしたときに、兄は小学校高学年、弟は幼稚園の年齢でした。
この場合、弟は急に英語をペラペラ話し始めますが、お兄ちゃんは脳の発達的に大人に近い脳に切り替わっているため、弟のような英語の習得スピードは望めません。
弟と比較して自信を失ったお兄ちゃんを見て、家族で相談した結果、学校ではなく語学学校に通うことを決断。
すると、お兄ちゃんの英語力も伸び始めました。
・英語を話せるようになりたいと本人の強い動機がある
自然と英語を話せるようになる低年齢の子供は日本に戻るとすぐ話せなるケースが多発していますが、10歳を超えている場合は、英語が抜けにくいと言われています。
最初に苦労こそありますが、自分らしい方法で英語力を身につけることができた例だと言えると思います。
本人の性格によっては、語学学校で間違えても恥ずかしくない環境で英語を学ぶことができると急に英語が伸びることもある
実際にその環境に身を置いてみないと分からないことも多いので、可能であれば途中で進路を変更できるように、学費は分割払いにしておくなどしておくと対応がしやすい
小学校中学年以降はゆるやかな成長となるので、焦らずに子供にあった学習環境を用意してあげるのが大切ですね。
海外移住中に子供が英語を習得するための環境

海外移住中の英語習得には、本人の性格や興味以外にも、環境が大きな要因であると私は考えています。
というのも、子どもたちのクラスメイトの日本人を見ていて、学力の高い子どもが英語の習得が早く、勉強が苦手な子どもが英語の習得が遅い、とは感じなかったからです。
セブ島で、ママが仕事を持っている場合、家政婦さんが学校へお迎えに行き、ママが帰ってくるまで子どもをケアします。
つまり、学校が終わってからも英語を話し続ける環境が続きます。

How was school?
(学校どうだった?)
Where is your lunchbox? I gonna wash it.
(お弁当箱洗いたいんだけど、出してくれる?)
1対1ですから、話すしかない状況です。
ママの助け舟もありません。
徹底的に、英語を話す環境が子どもの英語力に磨きをかけ続けます。
海外赴任中に、日本人学校に行った子供は英語がほぼ話せずに本帰国している例からも、英語を話す時間の長さと、習得するスピードは強い関係があることがわかります。
クラスに日本人が多い場合も、日本語が多くなってしまう環境となり、英語習得を遅らせる原因となることがあるので注意したいですね。
最後に

今回は、海外移住する際に、子供の英語力を伸ばしておくための語学学校は必要かどうかをテーマに取り上げました。
小学校低学年:まだ英語の取得が早い
中学年以上:英語の習得スピードが落ちてくる
低年齢の場合は直接インターナショナルスクールへ入れることで、子ども同士で英語を吸収することのできるメリットがあります。
年齢が上がるにつれて、英語習得のスピードが落ち、プライドも出てきて自信のない英語を話すことが恥ずかしいと思う傾向も出てきます。
年齢とお子さんのタイプを考えて、語学学校に通った方が良いのかどうかを判断してみてくださいね。
このブログ記事が、海外赴任や移住を検討されている方の参考になればうれしいです!
少しでも英語を話せるようになっておくと、現地生活へのなじむのもぐっと早まることから、日本にいるうちに、できるだけ早くからオンライン英会話をすることをおすすめします。
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