こんにちは。
セブ島に3年間教育移住していたAyaです。
教育移住して英語を身につけたら、日本の学校に戻ろう。
そう思っている方にとっては、何歳で海外に移住し、何歳の時に帰国するのが良いかは悩みどころではないでしょうか。
もちろん、答えは子どもによって異なります。
ですが、年齢と言語の習得には大きな関りがあるので、今回はその点を踏まえて、実体験を交えながら考察していきます。

結論から言うと、私は幼稚園くらいの年齢で教育移住し、小学生低学年のうちに日本に帰国するタイミングが、英語を話せるようになるのもスムーズで、且つ日本の勉強にも無理なく入っていくことのできるタイミングだと感じています。
その理由を、移住時期・移住年数・帰国時期の3つに分けてお伝えします。
そして、後半では完全帰国した時の年齢別の英語力の衰え方、教育移住するならすぐにでも始めたい準備についてをレポートしていますので、最後まで読んでいただけたら嬉しいです。
海外へ教育移住する年齢について

母国語レベルで英語を獲得するためには7歳まで、遅くとも10歳までに英語環境に身を置くことが必要とされていることは、様々な本の中でも書かれている事実です。
また、言語を獲得する能力が子どもは高く、私たち大人とは異なる方法で英語を習得していく、という点も見逃せません。
もしもバイリンガルを目指しているのなら、7歳までにインターナショナルスクールのような、英語環境に入れることが好ましいと言えます。
5歳 ゆる~く家庭内での英語教育開始
6歳 オンライン英会話(出来る限り毎日25分)
7-10歳 セブ島へ親子留学&教育移住
なーたん&くーの英語習得が順調に進んだ理由は、言語習得の臨界期までにセブ島へ教育移住したことが大きいと思います。
あのまま自宅での英語環境では、我が家の場合は伸び悩んでいたと思います。

幼いころから、ディズニー英語システムやワールドワイドキッズなど英語教材を日常的に使っているお子さんは、教育移住した場合、英語を話し始めるのは早い子が多いように思います。
7歳までに本格的な英語習得を始めたほうが良い理由がわかりやすく書かれている記事があります。
外部リンクになりますがご興味のある方は目を通してみてくださいね。
3歳で移住した息子くーは、初めこそ全く英語がわかっていませんでした。
その後、5か月の沈黙期を経て、急に話始め、3年経った今ではかなり早口の英語を話すようになりました。
英語を吸収する期間で、これが終わると爆発的に英語を話すようになると言われています。
まさに、子どもならではの英語の習得の仕方でした。

日本人が話す英語を、大人から子どもまで様々見てきましたが、自然とここまで早口で話せるのは、幼いころに英語を習得したたまものだと思います。
教育移住を小学生でした子どもさんを見ていると、学年が上がるにつれ英語の習得はゆるやかになっている傾向は明らかでした。
これは、子供の学習能力の違いではなく、脳が本来持つ言語習得機能の違いが原因のようです。

小学生になってからでも1年後には、ずいぶん聞き取れるようになってるんだな、さすが子どもの耳はいいなと感心することは多くありました。
小学生になってからでも教育移住の効果はかなり高いと思います!
何年間、海外へ教育移住するのが理想的?

幼児や小学生がバイリンガルを目指すのであれば、2-3年が大きな目安になります。
聞いていることがわかり、話し始めるけれど、まだ文法が混乱している状態
文法が整ってきて英語が話せるようになる状態
自信をもって英語を話せるようになる状態
こちらは、セブ島のインターナショナルスクールの先生に聞いた話を元として作成した目安です。
たくさんの外国人の子どもたちの成長を見守ってきた先生なので、個人差はあるもののだいたいの子どもたちが当てはまるものと思います。
【完全帰国後】日本の学校での子供たちの様子

我が家の場合は、地元の公立小学校に通い始めて2週間はこんな感じでした。
小学校1年生 男子の場合

少し日本語の書き取りが遅いけど、毎日Happyだよ!
体育が一番好きな科目だよ。
小学校では一番前の真ん中に席が用意されていて、先生のフォロー体制もバッチリ。

個人面談では担任の先生から、遅れて入学してきたとは思えないくらい、みんなとなじんでいる様子を教えてもらいました。
小学校1年生の1学期はひらがなや、足し算・引き算などをみんなでゆったり学びます。
だから、本人もあまり日本語の遅れを気にすることなく学習を進めることができます。
給食当番などのシステムもありますが、そこまで難しいことでもありません。
また、男女関係なくすんなりとお友達の輪に入ることのできる年齢だったのも好材料でした。

セブ島の幼稚園の夏休みの期間は帰国して保育園に少しだけ通っていたから、日本の雰囲気をなんとなかく知っていたのも良かったよ!
小学校4年生 女子の場合

これから日本で勉強していけるのかなって不安な時もあるよ。
一方、プライドが出てきたり、お友達関係も仲の良いグループを意識する、ややこしいお年頃の小学4年生。
幸いにも、保育園が同じだった友達が仲良くしてくれたのと、毎年一時帰国した時に通っていたこともあり、お友達関係はクリアできました。
問題は、漢字の読み書き。
途中入学なので学習していない内容のテストがみんなと同じように課された結果、自信を失ったり、日本語での授業に慣れないあまりノートの板書が追い付かないことも。
算数でさえ、問題の意味をつかみかねてしまうこともありました。

英語で習った時はできたんだけどなぁ…
これが、2週間目のなーたんの葛藤でした。

時間が経てば解決する問題だから、少しずつ慣れて行って欲しいな。
ここに見えるのは男女の違いだけでなく、個々の性格の問題もあります。
ですが、一番大きいのは学年差だと思います。
1年生と4年生では学習内容が異なり、4年生になると抽象的なことの理解も深まるので学習内容が難しくなると言われています。
教育移住期間が長くなればなる(学年が上がれば上がる)ほど、日本の学習に追い付くことが大変になります。
また、教育移住中にどれだけ日本の学校の学習内容に携わっていたかも大切な要素となります。
楽にバイリンガルになれる年齢&注意点

・幼稚園で海外教育移住
・小学生低学年のうちに完全帰国

海外で日本のお勉強をする時は、ママが関わることも多くなります。
まだ反抗期に入らない年齢&学習内容が簡単なので、教える側としても楽です。
大人になっても話せる
英語学習を続けなければ1年以内に話せなくなる可能性が高い

英語4技能(読む・書く・聞く・話す)のバランスで言えば、小4で本帰国した娘の安定感は頼もしいです。

私は、英語力を年齢相応の物にアップデートするためにも、小1の息子が10歳前くらいになったら3ケ月~1年のプチ教育移住をしたいと考えています。
海外移住するなら、今すぐオンライン英会話で準備を始めたい理由
少し話が変わりますが、教育移住を検討されている方にとっては、先延ばしにしてしまいがちだけれど、とても大切なことがあるので、最後にお伝えさせてください。
海外へ教育移住するなら、英会話力があればあるほど有利です。
英会話力は数か月頑張ったくらいでは身につくでしょうか。
答えは、残念ながらNOです。
移住したら子供は、英語での学校生活が待っています。
保護者は、現地につけば、英語での説明、英語での契約が待っています。

私は移住当初、先生が言っていることが分からなくて、子供たちを間違った時間に学校に連れて行ってしまった経験があります。
だから、もし私のように英語が話せない状態の方は、自分や子供が不利な状況にならないためにも、簡単なことでもいいので、自分の言いたいことが少しでも言える程度に英会話力を鍛えておくことが好ましい、と私は実体験から切実に感じています。
・英語を話す力と同時に、聞く力も備わる
・子供の入学試験対策になる
・保護者として学校の先生との会話できると楽
・英語で会話することで親子共々、友達が広がる
習い事との兼ね合いはあると思いますが、オンライン英会話はしておいてまず損はありません。

海外移住・留学する前に、親子に向くオンライン英会話サービスを3つご紹介します。
親子でアカウント共有ができる!ハッチリンクジュニア
英会話重視 + お勉強も少し入れたい人におすすめな子供専用のオンライン英会話。
他の子ども向けオンライン英会話サービスよりフリートークをしてくれる時間が長めなので、英会話力を鍛えておきたい海外移住前のお子さんにはぴったりです。
・子供専門だけあっての子供への教え方が上手い
・家族でレッスン回数を分け合える

特に幼稚園や小学校低学年のお子さんには合いやすい英会話だと思います。
ハッチリンクジュニア 公式ホームページ
セブ島で人気講師に会える!キッズスターイングリッシュ
セブ島に教育移住を希望する方におすすめなのがキッズスターイングリッシュです。
なぜなら、チケット2枚を支払うことでセブ市中心地にあるオフィスでレッスンしてもらうことが出来るからです。

私は実際にリーディングを教えてもらったり、学校のフィリピン語のテスト対策を特別に教えてもらえて、移住してからも助けてもらったよ。
・若い先生が多くて活気がある
・月6回2980円は子供用オンライン英会話スクールではほぼ最安値

移住初期の頃は遊び相手もいないし、土日は暇にしていることもありました。
そんな時はオフィスで先生にいっぱい遊んでもらい、休日も英語力もつけることができました。
移住後に、セブ島に知り合いのフィリピン人がいるという安心感はかなり大きかったりします。
KidsStarEnglish 公式ホームページ
実際にオフィスに遊びに行って書いた記事がこちらです。
いっぱいレッスンしたいなら、ネイティブキャンプ
安くたくさんレッスンを受講したい人におすすめのオンライン英会話。
・予約しなくてOK
・教材が多い

無料体験が7日間もあって、レッスン回数無制限で受講が可能です。
ネイティブキャンプ 公式ホームページ
最後に:保護者の方へのメッセージ
今回は、教育移住に有利な子供の年齢を、実体験を元にレポートしていきました。
こちらの記事にたどり着かれた方は、海外移住に興味があったり、お子さんにとって何が良いかを真剣に考えていらっしゃる方ばかりだと思います。
私はなるべく低年齢がバイリンガルへの近道だと感じています。
また、長期間の海外滞在の場合は、日本語力の衰えが気になられる方も多いと思いますが、3年を経て帰国してみると、紆余曲折は多少なりあったものの、小1&4年で本帰国した子どもたちは今では学校生活に馴染んでいます。

私は、4年生の3学期は学級代表になったよ。
英語力は現在も日本在住の多くの子どもよりは高い状態で、公文で英語をすれば小1の息子でさえ中学生用の教材からスタートするほどです。
ですが、帰国半年後くらいから子供の英語力が落ちていくことに危機感を感じるようになるくらい、日本語は2人とも発達していっています。
教育移住はわくわくする反面、学校や不動産の賃貸契約など、現地に行かないと実際には分からないことが多くあり、心配に感じられている方も多いと思います。
現地エージェントに頼るだけでなく、現地に行くことで意外にすんなり解消することもけっこうあります。

私は英語が話せない、頼れる知り合いがいない、エージェントを使わない状態で、セブ島へ教育移住しました。
綿密な情報収集はもちろんですが、現地に到着してからは英語で説明を受けたり、契約していく機会が出てくるので、私は英会話力を鍛えることが、情報収取と同じくらい大切だと感じています。
私のように英語力に自信のない状態での渡航となる方は、忙しいとは思いますがオンライン英会話の時間を少しでも多くとって、英会話力をつけることが大切だと実体験からお伝えしたいです。
こちらの記事が今後、海外教育移住を希望する方の参考になれば嬉しいです!