こんにちは。
セブ島に3年間、教育移住していたAyaです。
今回は、セブ市内でお手伝いさん(家政婦)を雇う際の給与や、お手伝いさんにお願いできるタスクをご紹介します。
※インターナショナルスクールに子供を通わせるママたちが雇っているお手伝いさんの給料を参考としてお伝えするものです。

フィリピン人パートナーがいらっしゃったり、フィリピン人寄りの生活をされている方とは少し異なりますので、その点ご了承ください。
勤務形態によって異なるお手伝いさんの給与

お手伝いさんには2種類のパターンがあります。
stay in(住み込み)
Stay outと比べると給与が安い
家賃や食費、シャンプーやリンスなどの消耗品も家の物を使う
小さくても良いので家の中に個室が必要
給与がStay outのお手伝いさんより安い
Stay out (通い)
自宅があり、ジプニーなどを使って決まった時間に出勤してくる
交通網の整備が悪いので、遅刻することがある
なるべく近いところに住んでいる人がおすすめ
セブ島のお手伝いさんの給料の目安

教育移住や駐在をしている日本人家庭の場合は、通いで雇っている方が大半ですので、Stay outの給与についてご紹介していきます。

給与は試用期間後にあげるのもありだと思います。
また、年に1回や半年に1回、給与を少しでもあげてあげると喜びます。
給与以外にお手伝いさんに支払う費用

残業代
お手伝いさんに子どもを預けて、買い物に行ったのに思いのほか時間がかかってしまった、など不測の事態も大丈夫。
ちょっとした残業代をあげれば、快く帰ってくれます。
私は30分程度なら20ペソ(約46円)で帰していました。
また、1時間程度の残業なら、遅くなってしまったからハバルハバル(バイクタクシー)使って帰ったら?と50ペソ(約115円)払っていました。

状況によって金額が変えたり、買ってきたフルーツなどを分けてあげたりしていました。
また、会社の飲み会などで買えりが遅くなる時は、お手伝いさんがうちに泊まって帰ることもありました。
その際も、200ペソから500ペソ(約460‐1150円)程度のお給料を別途、支払っていました。
体調が悪い&家族の事情
例えば、お手伝いさんが体調が悪そうなとき、ハバルハバルに乗って早く帰るようにと20ペソ(約46円)あげて早く返すことがありました。
※20ペソの根拠は、うちのコンドミニアムから彼女の家までハバルハバルで帰った時の料金。

ちゃんと気にかけてもらっている、という気持ちは伝わるので、お互いの信頼感は高まります。
また、お手伝いさんにもよりますが、家族のことで給与の前借りや、何かをおねだりしてくることは珍しくありません。
・お手伝いさんの家族がセブに来たのでマクドナルドでランチおごってあげた
・お手伝いさんの子どもが海外に出稼ぎに行くための渡航費用を少し援助してあげた
・コロナの影響で職を失った昔のお手伝いさんに援助してあげた
など、理由は様々。
細かく言うともっといろいろありますが…
お手伝いさんが貢献してくれているか。
事情に共感できるか。
この2つをポイントに私はそれらを受けたり、断ったりしていました。

あまり、何にでもいいよと言っているとキリがなくなるので、自分で何とかしてもらうこともよくありました。
ボーナス
フィリピンでは12月になると、13 month payというボーナスを支給する企業がほとんどです。
年に1回のボーナスではありますが、1か月分の給与相当額のみの支給です。
クリスマスは、フィリピン人の人たちにとってはとても大切な日。
その日に向けてプレゼントを色んな人にあげ、クリスマスはご馳走を食べます。
必ずあげなくてはいけないものではありませんが、期待されることもあるので、1か月分渡さなくても、心なしお金を渡すと喜びます。

クリスマスって大好き!なーたん&くーにも、ギフトを用意したわよ!
もちろん、Ma’am にもね。今年は素敵なの用意したから期待していて。
私も、お手伝いさんや、部屋のオーナーさん、会社の同僚、友人、様々な人からクリスマスギフトを受け取りました。
そんなわけで、フィリピンで過ごす12月は出費が多くなりがちです。
食事代
一緒に出掛けたら、一緒にランチをしたり、喉が渇けばマンゴーシェイクなどを買ってあげます。
あくまで、自分や子供が買う時についでに何が欲しい?と聞いてあげるスタンスです。
外食などは、お手伝いさんのちょっとした息抜きや楽しみにつながります。
ここら辺の、お手伝いさんの喜ぶポイントについては、下記の記事で触れています。
給与が少ない場合の懸念点

1人暮らしをしている場合は、ボーディングハウスの居住費として2000ペソ程度かかってきます。
光熱費や食費、そして親への仕送りを困窮していてもしようとするので、どうしてもお金が足りない状況が発生します。
良いお手伝いさんであれば物が無くなるということは無いと思いますが、財布から気づかれない程度のお金が抜かれていたり、物がなくなるなんてことが発生する可能性があります。

私のママ友の中にも、10万円を超える大金を盗まれた人もいましたし、バンドエイドなど小さなものを持ち帰られる人もいました。
お手伝いさんは家族と住んでいるのか、パートナーも仕事があるのかなども、さりげなくチェックして、無理のない給与設定をしておくのも良いでしょう。
ただ、あんまり心配しすぎると付け込まれて、給与の前借りや賃上げを要求されるので注意してください。
お手伝いさんにお願いできる仕事

これは、お手伝いさんの個人の能力によるところが大きいですが、主に下記のことをお願いすることができます。
- 子どもの学校への送迎
- 掃除
- 洗濯
- 食事作り
- 買い出し
- 子どもの世話
- フィリピン語の学習補助
私が今まで雇った4人のお手伝いさんは、それぞれにタイプが異なりました。
その為、お願いする仕事は掃除と洗濯、子どもを学校に迎えに行くことの3つを中心として、後は特性に合わせてタスクを変えました。
・若くて体力があり子どもの世話が得意
・フィリピン語の宿題の手伝いOK
・掃除が好き(様々なクリーナーを買わされる…笑)
・料理は不得意で魚を揚げる専門
・おしゃべり好き
・給与の値上げ交渉が上手すぎる
・なぜか彼女の息子の誕生日プレゼントを毎年買わされる

気が向いた時に高級ホテルのランチビュッフェなどに連れて行ってあげていましたが、とても喜んでいました。
子どもの学校行事の発表会にも進んで見に来てくれ、家族のように過ごしていました。

私のお姉ちゃんみたいな存在だったよ。一番好きなお手伝いさんだったな。
・穏やか
・出勤時間の1時間前には出勤するが、家が遠いので早く帰りたがる
・給与の前借り多数&多額
・目が悪く掃除が苦手
・料理の腕前が素晴らしくシェフ並み
・私のフィリピン料理の先生

ぼくのことをとても可愛がってくれたよ。
お手伝いさんを雇う際の契約について
お手伝いさんとの給与や仕事内容の契約は、中には書面をもってする方もいらっしゃるようですが、基本的には口頭の契約が多い状態です。
私は、後からトラブルにならないように、決めたことをメモしてお手伝いさんに渡しました。
・雇用条件
・タスク
・出勤時間
渡したメモの控えとして、私はそのメモを写真に撮って保管していました。
最後に

お手伝いさんは需要が多くてなかなか見つからないと最近、聞くようになりました。

温厚で優しく、給料を高めに設定してくれる日本人は、お手伝いさんの仕事先として人気があります。
また、面接時はこれはできる?と聞いてもYesと言いますが、後からやっぱり〇〇はできないなんて言ってくることがあります。
面接時に話しやすい雰囲気を作り、希望するタスクのできるお手伝いさんなのか、過去の職歴などを聞きながら見極めてみてくださいね。
●お手伝いさんから日本人はどう見えるのか?
ローカル式と教育移住組のお手伝いさんとのかかわり方を対比することで、私たちがどう見られているのかを考察したコラム。
●お手伝いさんの探し方
私が実際に利用したエージェントの情報も掲載しています。
●お手伝いさんを雇ったら読みたい
よくあるお手伝いさんとのトラブルと、その回避方法
これらの記事も、お手伝いさんと過ごす日々で気付いたことや、セブ島でお手伝いさんを探したときの経験をまとめています。
参考にしてもらえたら嬉しいです!